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昭和57年南寮卒青井賢司さんの「意外につづいていること」

「意外につづいていること」

 

学生時代には、同じことを繰り返して続けることが苦手だと自分では思っていた。

卒業したらサラリーマン生活より世界を放浪するヒッピーの生活に憧れていたが、

今ではサラリーマン生活を同じ会社で30年も続けている。

周りも自分も変わるので同じ仕事を続けているわけではないが、学生時代には

考えられない変貌ぶりだ。もう一つ意外に続けていることがある。

 

茶道を20年、長く続けるつもりもなかったのに今では生活の一部となってしまった。

始めることになったきっかけは、仕事の関係で外人と会話する機会が増え、日本的な

文化や習慣を教えてほしいとよく質問されて、回答に窮したことだ。

あらためて日本的とは何かと自問自答すると、何もわからないのである。

たまたま知人に茶道の先生をしている親戚を紹介するよ、と言われて見学したら

自分でもやってみたくなり、毎週土曜日の稽古に通うようになった。

最初は所作を覚えることで一杯一杯だったが、道具や季節によってお点前にも

いろいろ種類があることが徐々にわかり、稽古以外に関連する美術の観賞や

お茶会に参加したりすることで「お茶一杯で人をもてなす総合芸術」である

ことを理解するまでに至った。

 

掛け軸、花、香合、釜、水差し、お茶碗、茶杓、棗、風炉、菓子器等の道具から

茶室や庭まで、その季節とお客様に合わせた取り合わせを考え準備し、お客様と

亭主にとって特別な時間と空間が作られていく。そこには戦国時代から脈々と伝承

されている精神や美意識が現代にも生きていると感じることができる。

昨年、安田財閥が所有していた茶室(松滴庵)を使って茶会をさせてもらった。

二畳中板というせまい空間に奥行きを感じさせる台形の床や開放感を感じさせる

大きな障子窓など、人を驚かせたいというユーモアとアイデアに感動した。

他にも東京都内に好きな茶室がある、五嶋美術館にある庭の風景が楽しめる月見亭、

山中にあるかのような畠山美術館や庭園美術館の茶室。

いつか、和敬本館の茶室も使ってみたい。

 

茶室(青井さん)

 

茶会では亭主がどんな趣向で茶席を用意したのか、道具にはどんな伝来があるのかと

いろいろ想像してみるのも楽しみ方の一つです。お試しください。

 

50歳過ぎてから書道と絵画も始めました。これも長く続くかもしれない・・・

リタイアしたら放浪の旅にも出てみよう。これは長く続かないかもしれない・・・

 

青井さん自身

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